手ぬぐいタオル

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真夏のジョギングは汗との戦いである。2キロくらい走ると額に汗が垂れてきて、走り終わるころには腕からも汗が流れる。汗腺から皮膚の表面に出てきた汗がしずくを形成し、徐々に大きな水滴になり、それが腕の表面を覆う。植物の表面なら美しい朝露のように見えるだろう。女子高生の汗なら許されるだろうし、場合によっては購入する人もいるかもしれない。だが、おっさんの腕に汗のしずくが浮いた場合、それは人目に付く前に速やかに拭き去るのがマナーというものである。公園で顔を洗い、汗を拭い、家に帰ってからシャワーを浴び、朝からハイテンションの幼児2人を放置して扇風機の前に陣取るが30分は熱が引かない。ハンドタオルは訳に立たず、速乾のタオルを使うが乾く前に次の汗を拭くのでタオルはすぐに重くなる。

そんな私が最近入手して大いに気に入っているのが、コンテックスという会社が販売している「てぬぐいたおる」である。表面は手ぬぐいのようにさらっとしているが、裏側がパイルになっていて汗をよく吸ってくれる。少し丈夫なガーゼのような生地で目が粗いせいかあっという間に乾くし、とにかく軽い。34cm×100cmという絶妙のサイズで、縦2つ折りにして首から掛けるとちょうど良い長さだし、頭に巻くにもぴったりの大きさである。柄もかわいい。パンダとかラジオ体操も良いし、私が購入した獅子頭などの和柄も良い。とにかく気に入ったので4つ折りにして頭の上で振り回すと、これまた湘南の風ごっこにぴったりである。

「めっちゃごりごり」とか言いながら楽しくタオルを振り回していたら子どもがこっちを見ていた。ごめん、忘れて。

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