ツタヤの閉店と動画配信サービスの選択

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ある日、いつものように近所のツタヤに行くと、何やら紙が張り出されていた。貸し出しは★月★日までとなります、などと書いてある。ふーん、と通り過ぎてから「え?」と立ち止まる。

今の家に引っ越してから利用してきたツタヤの突然の閉店である。いつも便利に利用してきたが、店員の数の割りには客の数が少ないのでなんとなく心配はしていた。旧作1本100円で、本当にそれしか借りないこともよくあったので、自分みたいな客ばかりだと店は赤字だな、そんな風に思っていたのである。

closed

商売として成り立たない以上、赤字を垂れ流し続ける訳にはいかないだろう。店側の事情をあれこれ考え、ウムウムと腕組みして頷きつつ、でもやはりこれはちょっとショックである。さて、これから我が家はビデオをどうすれば良いのか。

ちょうど少し前に、ヤフオクで投げ売りされていたChromecastを手に入れ、Youtubeをテレビで視聴していたので、これを機に動画配信サービスを試してみることにした。試してみたのは、U-NEXTNetflixdTVである。どのサービスもスマホで動画を選択し、それをChromecastに飛ばしてテレビで視聴することができる。

unext-logo

まず選択肢から外れたのはU-NEXTである。月額1,990円と三者の中では一番料金が高額なのだが、PC、スマホともに操作体系がこなれていない。作品数は多く、毎月1000円分のクーポンがもらえるので、それほど割高だとは思わないが、試しにマッドマックス 怒りのデス・ロードを見てみたところ、平均して20分に1回映像が止まり、そのたびに先頭から再生し直す必要があった。早送りして途切れたところから見ようとしても、スマホの画面上でシークバーを使って目当ての場面を探すことになり、非常にストレスを感じた。

もうひとつ、U-NEXTには致命的な問題点がある。三者の中では唯一アダルト動画を扱っているのだが、これをメニューなどから消す方法がないのである。アダルト動画が悪いと言っているのではない。私も紳士のたしなみのひとつとして、葉巻やブランデーのようにソファにくつろぎながら大いに楽しめば良いと思っている。ただ、我が家には就学前の児童がいて、アニメを見るつもりであちこちタップしているうちに、大人の扉を開いてもらっては困るのである。関係各位におかれてはそのあたりをよく考えていただきたい。

Netflix_logo

Netflixは非常に使いやすく、操作体系は一番好みだった。当初は、もうこれで良いじゃないか、と思っていたのだが、動画のラインナップがどうにも微妙なのである。先ほどのマッドマックス 怒りのデス・ロードは検索しても出てこないし(11月5日現在)、イップ・マンもない。妖怪ウォッチも新劇進撃の巨人もない。うーん、ラインナップの充実はこれからということなのだろうか。

dtv

というわけで、今のところ我が家ではdTVを利用している。妖怪ウォッチ、進撃の巨人、イップマン、マッドマックス(有料)もすべてあるし、孤独のグルメもある。Chromecastとの相性も良く、ほぼストレスなく視聴できており、画質についても問題ない。月額料金も500円と格安である。退会はいつでもできるようなので、しばらくこちらを使ってみようと思う。

上記3つの動画配信サービスでイマイチだなと思ったのは、先ほども書いた早送りと巻き戻しの操作方法である。スマホの画面でシークバーをミリ単位で動かすのはストレス以外の何ものでもない。せめて専用のボタンを設け*1、望ましくはDVDのようにチャプターメニューも用意して欲しい。

また、ラブ・アクチュアリーのような名作でも収録されていないものが結構ある(この作品からいったい何人の名優が生まれたことか)。このあたりはどのサービスも強化の余地がある。GEOの宅配DVDレンタルなら80円(送料別)で自宅まで送ってくれるので、見たいのに配信されていない作品については、こういうサービスを補完的に使うことになるだろう。

それにしても動画見放題で月500円である。これじゃレンタルビデオ屋は太刀打ちできない。次はケーブルテレビやスカパーのような業者が危ないんじゃないだろうか。店舗にまで足を運ぶ必要がなくなり、放送時間に縛られる必要がなくなり、経済的負担もそれほど大きくない。サービスはどんどん進化して便利になるが、自分のいる業界にもこういう波が迫っているのかもしれない。そう思うと少し怖くなった。

  1. dTVには10秒ずつ早送り、巻き戻しをするためのボタンがあるがこれは求めているものとちょっと違う。 []
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