読書灯

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最近、腰を落ち着けて読書することが少なくなった。家の中に読みかけの本が散らばっていて、細切れの時間を使ってそれらを少しずつ読み進めている。

たとえば台所の隅にはクリス・アンダーソンのフリーが置いてある。これは茶をいれる時間(湯が沸くまでと茶が出るまで)を使って読んでいる。全部合わせても5分くらいの時間だと思うが、けっこう読めるものでさっき確かめたら半分くらいまで来ていた。あと2か月くらいで読み終わるだろう。

仕事部屋の前の便所には漢検プチドリル2級を置いている。夕刊に掲載されてた漢検の問題が楽しかったのでドリルを購入した。部首の問題は難しいが、それ以外はわりと解けるので近く本当に漢検を受けるつもりだ。

息子の部屋には図書館で借りてきた藤沢周平さんの文庫を置いている。最近になって気がついたのだが、この息子の部屋が一番読書が進む。夜、彼が寝付くまで20~30分ほどあるのだが、しばらく遊んでやると彼は指を吸いながら自分の世界に入ってしまう。それじゃもう大丈夫かな、と思って腰を浮かせるとぐずる。寝るまではそばにいろということなのだろう。そこで本を読むわけだが、ほかにすることもないせいか集中して読める。藤沢さんの本ばかり読んでいる(白川静特集のユリイカや竹内好さんの本なんかも持ち込んだが進まなかった。相性があるんだろう)。この2か月で10冊くらい読んだ。

さて、この楽しいひとときだが問題がひとつある。暗いのだ。今まさに寝ようとしている人間の横なので仕方ないが、天井の豆電球とフロアライトだけで文庫本はちょっとつらい。これ以上目が悪くなっても困るので読書灯を導入することにした。候補は2つ。I.D.E.AinternationalのブックライトLumatecのUltra-Bright Reading Lightである。どちらもクリップが付いていて本に挟んで使えるし、足を出して置くこともできる。LEDなので手元を照らされても熱くならない。I.D.E.Aの製品はamazonでの評価が高いし、Lumatecの製品はこちらの記事のように強力にプッシュしているサイトがいくつかあった。

甲乙付けがたいので、最終的には値段でI.D.E.Aのを選んだ。Lumatecのが格好良いなあとは思ったのだが、送料が630円かかるのを確認してあきらめた。送料だけでビールが3本飲める。

I.D.E.Ainternational LEDブックライト シルバー FDL003-SY 4200037 I.D.E.Ainternational LEDブックライト シルバー FDL003-SY 4200037

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使ってみた感想:
悪くない。大きさは携帯電話くらいでとても軽い。クリップ部分で文庫本の表紙に挟んでも邪魔にならないサイズで、ちょうど文庫本を開いたくらいの範囲だけを照らすので、近くにいる人間の睡眠を妨げることもない。明るさもちょうど良い。

残念な点を上げるとすれば、全体的に雑に作ってあるところか。金型の問題だと思うが、表面が平滑でない部分やぴったり合っていない部分がある。詰めが甘いというか、そもそも詰めてない。2000円ならもうちょっとしっかりしていても良いと思う。総合評価は70点。

追記:Lumatecのブックライトは、インプレスダイレクトだと送料無料だった。うぬ。

3件のコメント

  1. 初めまして。「読書灯」で検索してきました。大変参考になりました。
    私も子供の寝かしつけをしながら暗い部屋でなんとか本を読んでいるので
    同じような方がいて親近感がわきました。こんな小さい読書灯があるとは
    知りませんでした。これから夜の読書が進みそうです。

  2. ご参考になって何よりです。
    この読書灯、手元だけを照らしてくれるので、子どもを寝かしつけるときにとても便利ですよね。
    どうぞ楽しい読書時間をお過ごし下さい(^-^)

  3. ピンバック: 4代目の読書灯 | karak

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