テキスト暗号化ツール「Text Cipher」を公開しました
銀行や証券口座のメモ、ライセンスキー、APIキーなど、「そのまま保存するのは少し心配」という情報を扱う機会は意外と多いものです。
専用のパスワード管理ソフトを利用し、こうした情報を保管する方法もあります。しかし、
- ちょっとしたメモを暗号化したい
- ソフトをインストールしたくない
- どの端末でもすぐ使いたい
そんな場面も少なくありません。
そこで、ブラウザだけで使える暗号化ツール「Text Cipher」を作成しました。
🔗リンク:Text Cipher

使い方はとても簡単
使い方は次の3ステップです。
- Textareaに文章を入力する
- パスワードを入力する
- 「暗号化」をクリックする
すると、入力した文章が暗号化された文字列へ変わります。
ただの文字列ですので、メールに貼り付けたり、テキストファイルに保存したり、WordやExcelへ貼り付けたりすることができます。
あとで同じ文字列をText Cipherへ貼り付け、同じパスワードを入力して「復号」を押せば、元の文章がそのまま復元されます。
外部へ情報は送信されません
このツールで最も大切にしたのは、「安心して使えること」です。
Text Cipherでは、ブラウザの中だけで処理が完結します。入力した文章やパスワードがサーバーへ送信されることはありません。私のサイトへ保存されることも、どこかへ送信されることもありません。すべて、お使いのブラウザの中だけで暗号化・復号が行われます。
※インターネットに接続されていない環境でも利用できます。
Web Crypto APIとは?
Text Cipherは、ブラウザに標準搭載されている Web Crypto APIという機能を利用しています。
これは、Chrome、Edge、Firefox、Safariなどの主要ブラウザに備わっている暗号化機能です。
自分で暗号のプログラムを書くのではなく、ブラウザが提供している信頼性の高い仕組みを利用しています。興味のある方は、Text Cipher のソースコードをご覧ください。ブラウザが持つ標準機能を呼び出しているだけ、ということが分かると思います。
AES-256-GCMという強力な暗号方式を採用
Text Cipherでは、AES-256-GCMという暗号方式を採用しています。
AESは、広く利用されている共通鍵暗号方式のひとつで、企業や金融機関、政府機関などでも利用されています。
さらに「GCM」という方式を組み合わせることで、文章を暗号化するだけでなく、途中で内容が書き換えられていないかどうかも確認できます。
もし暗号文が壊れていたり、改ざんされていたり、パスワードが間違っていたりすると、復号は失敗します。
こんな用途におすすめです
例えば、次のような情報を暗号化したい場合に便利です。
- 銀行口座のメモ
- 証券会社の情報
- APIキー
- ライセンスキー
- Wi-Fiパスワード
- サーバー設定
- 家族へ渡す重要な情報
- 誰にも読まれたくない秘密
通常の文章を暗号化してメールなどで送る用途にも利用できます。相手とパスワードをあらかじめ決めておけば、秘密のやりとりが可能です(悪用禁止)。
このツールは、会員登録もインストールも不要です。ブラウザを開くだけで利用できます。ちょっと暗号化したいときに、気軽に使っていただければ幸いです。
※ 本ツールはブラウザ内で暗号化・復号を行うため、文章やパスワードが外部へ送信されることはありません。ただし、パソコン自体がマルウェアに感染している場合や、入力内容を監視するソフトウェアが動作している場合などは、この限りではありません。なお、パスワードを忘れると暗号化した内容は復元できませんので、大切に保管してください。